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Parador パラドールの魅力

スペインに旅行したら一度は泊まってみたいパラドール。

 


IMG_6643.JPG2月24日(水)、代々木の「服部料栄養専門学校」で開催された、スペイン政府観光局主催のスペイン政府国営ホテルチェーン「パラドール」のプレゼンテーションでは、パラドールの全貌をわかりやすく説明してくれました。

 パラドール第1号は、1928年、国王アルフォンソ13世によってマドリッド郊外のグレドス山脈に開かれたものです。現在では全国各地に93のホテルがあり、約5800室を擁しています。公的法人ですが、国家が100%の出資者、つまり所有者なのが特徴です。

 いろいろなタイプがあって、城、宮殿、修道院、要塞といった古い歴史的建造物を改造したものと、景勝地やリゾート地にまったく新しいモダンな建物を建てたものとがあります。これは単なる観光開発ではなく、伝統を維持し、次世代に継承し、地方文化の活性化を促す源になっています。そして、その魅力を求めて世界中からやってくる観光客を満足させることによって、スペインの観光環境のレベルの高さを知らせる役割も担っています。


IMG_6646.JPGその大きな力のひとつになっているのが料理です。パラドールでは各地の伝統的な料理のレシピを守りつつ、現代的にアレンジした料理を提供しています。今回はパラドールで活躍するシェフ、ホセ・ゴメス・モレノ氏の解説と、ブルーノ・フラガ・ペレス氏の実演で、7種の料理が紹介されました。えびの豚皮スナック変わり衣(写真:手前右の串刺し)は、衣に使われた豚皮(乾燥後小さく砕いたもの)はポップコーン状になってクリスピーかつ、しっかり豚皮の味を出していました。タラのピルピル(写真:白ワインの左下)は伝統的ながら、ガーリックトーストやソースが新しい感覚を添えています。いずれの料理も素材の風味を大切にした、見た目も美しい逸品でした。

 パラドールを泊まり歩くルートも考えられています。ホームページwww.parador.es も充実していますので、ぜひ、次のスペイン旅行ではパラドールをお試しください。

 

 

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