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リアス・バイシャスのワイン Rías Baixas


 

 
IMG_7286.JPGスペイン北西部の大西洋岸にある原産地呼称リアス・バイシャスはスペインを代表する白ワインの産地です。特にアルバリーニョ
Albariñoという品種が特徴的で、すばらしくフルーティで上品なワインを産み出します。スペインのフェリペ皇太子が結婚披露宴で使ったのもリアス・バイシャスの白ワインでした。

4月9日(木)、リアス・バイシャス原産地呼称統制委員会とスペイン・ガリシア州経済開発公社は東京新橋のレストランFish Bank TOKYOで、「DOリアス・バイシャス・ワインのテイスティング・ディナー」を開催しました。4月7日~9日に開催された「Wine & Gourmet JAPAN」のブース出展も兼ねて来日した統制委員会事務局長、ラモン・ウイドブロRamón Huidobroさんの説明と、ワインのエキスパート、石井もと子さんの産地訪問談があったあと、6種のウェルカム・ドリンクの他、ワインとシェフの吉田豊彦がマリアージュのために創作した料理が次々に出されました。

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 リアス・バイシャスには5つのサブゾーン(北からリベイラ・ド・ウジャ、バル・ド・サルネス、ソウトマヨール、コンダド・ド・テア、オ・ロサル)があって、独自のテロワールがあります。テラス・ガウダ以外は全てアルバリーニョ100%で、いずれもフルーティできれいな酸を持つバランスの良いワインですが、それぞれ違った個性がありました。品種は地元品種です。白は推奨品種のアルバリーニョ、ロウレイラ・ブランカ、トレイシャドゥーラ、カイニョ・ブランコの他、認可品種としてトロンテスとゴデージョがあります。赤は生産量がごくわずかですが、推奨品種のカイニョ・ティント、エスパルデイロ、ロウレイラ・ティンタ、ソウソンと認可品種のメンシア、ブランセリャオ、ペドラルがあります。Wine & Gourmet JAPANのブースにあったブレンド・タイプの赤ワインは独特の酸味がある珍しい風味でした。

 


Menu 08.04.2010.jpg スペインのなかでは雨が多く、緑が豊かなリアス・バイシャスは海の幸にも恵まれていて、日本人には親しみやすい地域と言えます。今回はモダン・フレンチでデザートまでアルバリーニョで合わせましたが、
和食とアルバリーニョもぜひお試しください。

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