7月10日(火)、表参道のポルトガル料理のレストラン、ペローラ・アトロランティカで、木下インターナショナルさん主催のポルトガルワインの試飲会がありました。注目は、マデイラワインのメーカー、ブランディズ社のCEO、クリス・ブランディCheris G. Blandyさんによるセミナーです。
ブランディズは、昨年、創立200周年を迎えた老舗で、現在はマデイラ・ワイン・カンパニーMadeira Wine
Companyの一員です。多くの古いヴィンテージ・マデイラを持っていることで知られていますが、それは1872年、フィロキセラが島を襲ったとき、大量のストックを買い占めたからだとのこと。けれども一方で、新しいチャレンジも怠りません。2000年にマルヴァシア1994年を発表し、20年以上熟成しなければならないヴィンテージに対し、5年以上熟成の「コリェイタColheita」という新しいカテゴリーを生み出しました。また、2002年にはマルヴァシアとブアルのブレンドという、若い世代向けた新しいスタイルのワイン「アルバダAlvada」を発表しました。
とはいえ、今回の試飲では、やはり、クリスさんも好きだとおっしゃる「ブアルBual
1968」が、素晴らしくおいしかったです。
参考:
マデイラ・ワイン・カンパニー:http://www.madeirawinecompany.com/
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