「モルトウィスキー大全(小学館発行)」の著者で、ウィスキーの権威として知られる土屋守さん主催のスコッチ文化研究所による「第7回ウィスキー・フェスティバルin東京」が12月2日(日)に、東武ホテル・レバント東京で開催されました。
ウィスキーと関連商品の34社が出展し、今年はセミナーの他、「公式ブラインドコンテスト」も開かれたこともあり、会場はウィスキー・ファンでいっぱいでした。
バグパイパー、茂木毅さんと、ジョニーウォーカー・ストライディングマン、渋谷寛さんの登場で、会場はフラッシュの渦。
バグパイプの音に乗って、ますますウィスキー気分は盛り上がっていきました。
イチローズモルト、”ベンチャーウィスキー”のブースは大人気で、いつも黒山の人だかり。それでも、肥土伊知郎さんと元気いっぱいの若いスタッフが、温かく迎えてくれます。カードシリーズのミズナラ熟成を試飲させていただきました。
“スコッチモルト販売”のブースでは樽熟中のウィスキーを試飲させてくれました。「減ったら足して熟成を続けています」とのこと。シェリーのソレラのような熟成をさせているようです。
“キリンビール”のチーフブレンダー、田中城太さん。今回は富士御殿場蒸留所でつくられる「Fuji Gotenba Single Grane Whisky」15年熟成を試飲させていただきました。
ウィスキー専門ではないので、あまり語れませんが、それぞれ、本当に個性が違うので、試すたびに新鮮な感慨があります。
シェリー樽熟成は、オロロソ樽の場合、やはりそれらしいまろやかさ、たっぷりした甘やかな風味が着いていて、豊かな感じがします。
今回は、数あるウィスキーのボトルの合間にシェリーを発見。「Berry Bros. & Rudd Dry Oloroso Sherry」です。これはサンルーカル・デ・バラメダの大手メーカー、バルバディーリョ社がベリー・ブラザースのためにボトリングしている製品です。
隣には「William Pickering Port 20 year-old」もありました。
ウィスキーと酒精強化ワインは歴史的にも、そして現在も、切っても切れない仲です。冬はどちらもおいしい季節。ぜひオロロソ樽熟成のモルトウィスキーを楽しみましょう。