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アリメンタリア Alimentaria 2014


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1115()、バルセロナで「アリメンタリア2014」のプレゼンテーションがありました。「アリメンタリア」は隔年に開催されるスペイン最大の食品展で、2014年は331()43()4日間が予定されています。

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プレゼンテーションはフレシネ社長でバルセロナ博覧会運営委員会会長を務めるアリメンタリア主催者代表、ジョセップ・ボネさんの司会で進みました。スペイン農業環境相、カタルーニャ州農業牧畜水産食品環境省、ICEX、スペイン食品飲料産業協会(FIAB)の各代表がスペインの食品産業の実態やアリメンタリアの意義について語りました。

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よく使われた言葉は「国際化」、「スペイン・ブランドの確立」。今回も、前回同様、輸出促進がテーマです。

FIABの資料によると、スペインはドイツ、フランス、イタリアに次いで食品飲料分野の経済規模が大きく、国内では観光、建設に次ぐ第3の主要産業です。輸出先はEU圏が71%と、大部分を占めていますが、アジアは9%ながら第2位になっています。さらにフランスやイタリアに比べるとその成長率は抜群で、ここ3年で38%増です。

生産量でいうとオリーブオイルとテーブルオリーブは世界第1位、魚も1位、ワインが3位、豚肉が5位です。食品飲料の総輸出量ではイタリアを抜こうという勢いです。

FIABによる今後のポイントは効率化、バリューアップ、国際化とありましたが、確かに、スペインの食品や飲料は質がいいにも関わらず、なかなか高級ブランドとして海外で取り上げられていないのが悩みの種です。

アリメンタリはスペインの食品飲料のショーウィンドウのようなもの。展示総面積95千平方メートル。セクションは、ワイン、肉類、オリーブオイル、オーガニック製品、冷凍食品、飲料、保存食品、乳製品、魚類、甘味製品など14

ワインのセクションはINTERVINといって、Prowein, Vinexpo,
London Wine, Vinitaly
などと並ぶ国際的なワイン展示会として、重要なボデガの商談の場になっています。オリーブオイル・セクションのOLIVARIAもスペイン各地のオリーブオイルが一堂に会するまたとない場です。スペイン中のチーズが試せるのもアリメンタリアならではです。

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今回のプレゼンテーションの会場でも全国各地の様々なタイプのチーズ、オリーブオイル、ワインが出されました。

2014年のアリメンタリアは総来場者14万人以上、海外からの来場者4万人を予想しています。

今、スペイン料理は世界中で注目されていますが、アリメンタリ2014は、そのもとになる豊かな食材と、それを生かした新たな可能性を提示し、スペイン食文化の質の高さを各国からの来場者に認識してもらう良い機会になるでしょう。

 

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