「La Musica del Viワインの音楽」と名付けられたワインの試飲会は、バルセロナのワインとガストロノミーの店「Vila Viniteca http://www.vilaviniteca.es/es/inicio 」の主催で行われます。 時期は、スペイン最大の食品展Alimentariaの前日もしくは初日と被った日程で、今年は4月5日(月)でした。
けれども、さらにその前日、「Premio Vila Viniteca de Cata por Pareja ビラ・ビニテカ賞ペア・テイスティング」という2人一組で挑戦する試飲コンクールが開催されます。今年は第9回目で、130組が参加しました。優勝賞金2万ユーロは大きいです。
スパークリング、白、ロゼ、赤、酒精強化、甘口等々、全てのタイプの世界中のワインが対象です。この日の一次の最後のワインはカタルーニャのランシオ、勝ち残った10組が試飲したワインの最後はアリカンテのフォンディリョンでした。
この2日間、ビラ・ビニテカが扱うボデガが会場の「ロンハ・デ・マルLonja de Mar = Llotja de Mar」にブースを出しています。 約200社のなかには有名メーカーもあり、新しいメーカーもあり、地域もスペインだけでなく、フランス各地やドイツなどまで世界的です。かつてスペインではスペイン・ワインしか飲まれていなかったことを考えると、これは市場の大変な国際化といえます。もちろん、今のところ、ディープなワイン・ファンの間に限られますが。
出展者として、有名なボデガが普通に並んでいるのが、この試飲会の素晴らしいところで、毎回規模が大きくなっているようです。
リオハの「アリェンデAllende(Miguel Angel de Gregorioのボデガ)」は同じくリオハで2004年から別のボデガ「フィンカ・ヌエバFinca Nueva」で造っているワインとともに。
プリオラトのシムス・デ・ポレラCims
de Porrera
プリオラトのクロス・デル・ポルタルClos
del Portalがモンサンのボデガ「アルフレド・アリバスAlfredo Arribas」で造る「トッロソスTrrosos」とともに。
「マス・マルティネMas
Martinet」はモンサンの「ベヌス・ウニベルサルVenus la Universal」とともに。
バルデオラスの「ラファエル・パラシオスRafael
Palacios」。
マンチュエラの「フィンカ・サンドバルFinca
Sandoval」。
エンポルダで2004年に創業した「セレール・マルティン・ファイショCeller Martín Faixó」はピカポルという品種の白ワインも。
新商品のお披露目としては、シェリーのメーカー「ルスタウLustau」は今スペインで大流行中のベルモットをシェリー・ベースで造ったものを全面的に売り出していました。