Se ha renovado el diseño de las etiquetas de las series de “Corazón Loco” y de “Finca El Carril” de la Bodega Iniesta de la DOP Manchuela.

スペインのサッカーチームの2強、レアル・マドリッドReal Madrid Club de FútbolとバルセロナFútbol Club Barcelona。日本の野球でいえば巨人阪神のような絶対的なライバル関係のチームです。その一方の雄、FCバルセロナの要として、スペインのナショナルチームの要として、長年活躍してきたアンドレス・イニエスタAndrés Iniesta選手。現在は日本のヴィッセル神戸に所属し、日本のサッカーファンを魅了しています。

そんなイニエスタ選手の実家はワイナリーです。ボデガはラ・マンチャLa Mancha州東部のDOPマンチュエラManchuelaにあります。1930年代、祖父母の代からブドウ栽培には従事してきたファミリーはいつか自分たちの畑「フィンカ・エル・カリル」のブドウで自分たちのワインを造ることを夢見ていました。けれども具体的にワイン造りを目指しはじめたのは2000年頃のことでした。最初10haしかなかった自社畑を100haを超えるまでに増やし、2010年、ボデガを竣工し、翌2011年、2010年ヴィンテージのワインを発売するに至ったのです。

7月8日（月）、来日中のボデガ・イニエスタの代表取締役マルティン・マルティネス・レケーナMartínMartínez Requenaさんと醸造責任者エクトル・マルティネス・ヒメネスHector Martínez Jimenezさんによる「コラソン・ロコ」と「フィンカ・エル・カリル」のシリーズのラベルのリニューアルの発表と、テイスティングの会が開かれました。

新しいデザインのラベルの一番上には、イニエスタ選手のワインであることを前面に出して、「アンドレス・イニエスタ　情熱を内に秘めて Andrés Iniesta – la pasión va por dentro」と表示。一番下にはイニエスタ選手のサインが入っています。「コラソン・ロコ」はハートマークの色を使用品種ごとに変え、品種名を分かりやすく表記。「フィンカ・エル・カリル」は「イニエスタ・ルハン Iniesta Luján」というファミリーネームが入った家紋を使用。いずれもモダンなイメージになりました。

試飲したワインは「コラソン・ロコ・ボバルCorazón Loco Bobal 2017」、「コラソン・ロコ・プレミアムCorazón Loco Premium 2013」、「フィンカ・エル・カリル・エチセロFinca El Carril Echicero 2014」。

「コラソン・ロコ・ボバル」のボバルは今注目の、DOPマンチュエラの地場品種の名前です。もともと色の濃い、酸のしっかりした品種ですが、ワインは果実味とのバランスが良く、フルーティでソフトで、飲みやすく造られています。ボバルのロゼも合わせ、何とでも合わせやすいテーブルワインとしてお勧めです。「コラソン・ロコ・プレミアム」はシラー、カベルネ、プティ・ヴェルドのクパージュ。自社畑の一番いい区画のブドウを使って造ったワインで、内容の濃い、バランスのとれたワインで、この日出されたタパスのなかのスペイン産冷製フォアグラとの相性が抜群でした。「フィンカ・エル・カリル・エチセロ」はシラー、プティ・ヴェルド、テンプラニーリョ、カベルネのクパージュでモダンなスタイルの、赤身の肉に合いそうな、分かりやすいフルボディの赤ワインです。「エチセロ」は魔術師という意味で、イニエスタ選手のサッカーの技術が魔法のように素晴らしく、「ピッチの魔術師」と言われることから、ワインの名前にも使われています。さらにラベルには西洋占星術の星座のマークを使っています。

新しいエチケットで登場するボデガ・イニエスタのワイン。コストパフォーマンスもよいので、イニエスタ選手の試合を見るときはぜひ1本お手元に。