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プリオラトのレネ・バルビエさん René Barbier san de Priorato


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424日、(有)オーケストラさんの試飲会がありました。リオハ、リベラ、チャコリなど等、数々のスペインワインがそろっていましたが、この日の注目の的はプリオラトのクロス・モガドールClos Mogadorのワインです。しかもつくり手のレネ・バルビエさんが奥様のイサベルさんと来日。レネ・バルビエさんは、カタルーニャの内陸の厳しい栽培条件の中で見捨てられていたプリオラトのぶどう畑の価値を再発見し、1979年にボデガを設立。高品質のワインを世に送り出し、現在の高いプレステージのもとつくった方です。

「ワインはつくられるものではなく、出来るものです。人間は手を出せません」と優しい目で語ってくださいました。「年ごとの異なった条件によってできてきたぶどうが、その年のワインになってくれます。」ぶどう栽培は、自然と共存する有機栽培で、さらに月の満ち欠けに従って作業するビオディナミを導入。ブランド名にはそれぞれの畑の名前を使っています。2000年が初ヴィンテージだったという白ワインはネリンNelin。この畑で栽培される8品種のぶどうでつくられています。赤のひとつ、マニェテスMnyetesはカリニェナ主体で、「畑がリコレーリャというスレート土壌なのでミネラル感が強く出ます」とのこと。繊細な酸味の美しいワインです。そして主要ブランドのクロス・モガドールClos Mogador60~70年のガルナチャを使った、プリオラトらしい、しっかりした厚みのあるワインです。機会があれば、ぜひお試しください。

http://www.orchestra.co.jp/wine/34closmogador.php

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