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Madrid Fusión & enofusión 2016

1252627日、マドリッドで食の祭典「マドリッド・フシオン」とワイン・フェア「エノフシオン」が開催されました。

 

Madrid Fusión 

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今年のテーマ国はタイ。開催前日の夜、オープニングパーティがタイ料理のレストラン「タイ・ガーデンThai GardensArturo Soria, 207, 28036
Madrid
)」で開催され、多くの関係者が招かれました。MF会場でも民族衣装を着たスタッフが並ぶタイのブースは連日大賑わいでした。日本も負けず、日本酒も多数展示し、和食の実演を行い、訪れる人が絶えることがありませんでした。


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大ホールでは、有名レストランのシェフのプレゼンテーションだけでなく、タイ料理を始めてとして、トルコやフィリピン、ペルーやメキシコといった異文化の料理に対する興味が強いことを示すプレゼンテーションが目立っていました。

展示ブースのスペースに設けられたステージでは、ボカディーリョ・コンクール、イタリア食材を使った料理のコンクール、デザイナーズ・タパス・コンクール、ハエンノオリーブ・オイル・エクストラ・ヴァージンを使った料理のコンクール、生ハムのコロッケ・コンクールが行われ、報道関係者と観客で、会場は大賑わいでした。

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チーズ、パン、高級缶詰などグルメ食材のブースが増えてきている感がありました。また、日本でもあまり食べられない海藻を集めた専門店も。さらには、寿司の実演の前には刺身包丁を砥石で研ぐスペイン人の職人の姿も。「日本で買ってきました」とのことでした。

今年もマヨルカ島のワインの原産地呼称ビニサレムが出展。バレアレス諸島のマヨルカ島とメノルカ島からはソブラサダやマ音のチーズなど、個性ある食品も出展されていました。


Enofusión

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エノフシオンはこじんまりしたワイン・フェアですが、面白い掘り出し物もあります。

エスカレーター横に構えられたスペースで賑やかに人を集めていたのは、「Inkordia」というグループ。ガリシア、アンダルシア、カナリア諸島などスペイン全土で、オーガニック、ビオなど自然に優しい造り方をしているワイナリー14社が販売活動をしているグループで、個性豊なワインが評判を呼んでいました。



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セミナーは例年、興味深いテーマのものが多く用意されています。

<セミナー>

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1.「リベイロ RibeiroEl
Ribeiro y su capacidad de guarda
はガリシア地方の伝統的なワイン産地で、普段飲みにピッタリの白ワインを生産してきました。そして、このところトレイシャドゥーラやトロンテスなど、ガリシアの品種を生かした、質の高いワインを数多く世に出してきています。この日は原産地呼称統制委員会の新代表クリスティーナ・アルカラCristina Alvaláと技術責任者のパブロ・ビダルPablo Vidalの解説で、ヴィンテージ11年のものから15年のものまで17本のワインを試飲。リベイロを堪能しました。

2.「ラモン・ビルバオRamón Bilbao : Vinos desde el terruño」はリオハの中でもワインの町として知られるアロに1924年に創設されたボデガです。1999年から同社のワインを手掛ける醸造家のロドルフォ・バスティダRodolfo 氏による試飲では、Villalrba 2014Valpierre 2014 Viñedos de Altura
2013
、そして最高峰のMirto 200920102011を試飲。

3.「チャレロXarel-lo : Origen, carácter y esencia de Juvé & Camps 」はペネデスのカバのメーカーとして知られる「ジュベ・イ・カンプス」による、見直されてきたこの地域の品種、チャレロとに焦点を合わせたものです。醸造家アントニオ・オルテとトニ・カントンによる産地の地理的・気候的条件の解説があり、2本のブレンド・タイプのカバと、3本のチャレロ100%のカバを試飲しました。

 

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最後は会場出口で、アストリアスのシードラを!





今年も楽しいMadrid Fusión / enofusión でした。

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