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CORPINNATペネデス産スパークリングワインのブランド力アップ

「CORPINNATコルピナット」というカバの団体商標collective markのプレゼンテーションが10月29日、「ギア・ペニン」主催の『スペイン最高のワイン試飲会』のなかのセミナー会場で行われました。

カバのボデガのなかでも特にこだわりのある6社;グラモナGramona、リョパール Llopart、ナダル Nadal、レカレド Recaredo、サバテ・イ・コカSabaté i Coca、トレジョTorellóは、2017年に「コルピナット生産者及びブドウ栽培者協会L’Associació d’Elaboradors i Viticultors Corpinnat (AVEC)」を組織し、厳しい規約を設け、スペインのペネデスで生まれた伝統的製法によるスパークリングワインの高い品質を、もっと広く認識してもらおうという活動を起こしています。

コルピナットは、「ペネデス地方の中心地で、100%オーガニックで栽培されたブドウを、手摘みし、完全にワイナリー内の設備で生産された、偉大なスパークリングワインを差別化する目的で作られたEUの団体商標」のこと。

Corpinnatという言葉はCorとPinnatという2つの言葉から成っています。CorはCorazón=心臓。ここではスペイン初のスパークリングワインが造られた、このワイン生産地の中枢を意味していいます。PinnatはペネデスPenedes(岩質の土壌)という名前のもとである岩を意味する言葉Pinnaに由来。AVEC会員が造るワインの発祥地=生産地=ワインの素性を表現した名称と言えるでしょう。

認定地はペネデスのなかで地形・地勢・自然条件、伝統・社会・文化的背景他諸条件を考慮した上、決められています。https://www.corpinnat.com/images/mapes/mapa5.png

使用していい品種は基本的に地場品種で、それを90%以上使用しなければなりません。認可品種は白がマカベオ、パレリャダ、マルバシア(スビラット・パレント)、チャレロ、黒はガルナチャ、モナストレル、スモル、チャレロ・ロサド。それ以外で10%までなら使用してもよい品種はシャルドネ、ピノ・ノワール、トレパットです。

また、熟成期間は最低18か月。長期熟成と名乗るためにはブルット・ナトゥレの場合、最低30か月、単一収穫年のブルット、エクストラ・ブルット、ブルット・ナトゥレは60か月以上と決められています。

その他、収穫、搾汁、ベースワインの条件など、細かい規定があります。

カバは基本的なカバの規定(www.docava.es参照)のほかに、カバ・デ・パラヘ・カリフィカドCava de Paraje Calificadoという認定畑産カバのより厳しい制度を制定しています。そこに、さらに今回のCorpinnatが登場。ちなみにグラモナ、レカレド、サバテ・イ・コカ、トレジョリョはカバ・デ・パラヘ・カリフィカド認定を持っています。

生産者のこだわり度がどんどん上がっていっているようにも見えますが、これは反面、スペインの伝統的製法のスパークリングワインの世界的な評価がまだ不十分なため、主張を強めなければならない状況にあることを物語っています。

今回のプレゼンテーションで試飲に供された会員6社の製品は、当然ながら、どれも高品質。これからラベルにCORPINNATと書いてあるのを見たら、ぜひお試しください。

注)現在はCAN FEIXES HUGUETも含め、7社が会員。

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