スペイン語で、生ハムを切る人のことをコルタドールCortadorといいます。生ハムは切り方によって味が全く違います。そのため、食べておいしい、そして見て美しい切り方をするには大変な技術が必要です。本場スペインではコルタドールのコンクールがいくつか開かれています。その一つがマドリッドで開催されるINTREPORC(スペイン白豚生産加工者協会)主催の「白豚生ハムコルタドール国際コンクール」です。
INTERPORCは、養豚から、精肉や生ハムなど様々な製品の加工、販売まで、すべての工程に係る団体で構成される白豚産業界をまとめる、スペイン農業水産食糧省認定の大きな組織です。
スペイン産白豚製品の対日輸出は年々増加していますが、さらなるプロモーションの一環として、昨年から日本でも生ハムのコルタドールのコンクールを行い、その代表をスペイン・マドリッドで開催する国際コンクールに派遣することになりました。
今年も9月にマドリッドで開催されるファイナルに出場する日本代表を選出するため、日本生ハム協会(JCHA)の協力のもと「第2回白豚生ハムコルタドール国際コンクール JCHA-INTERPORC SPAIN」が開催されました。
幕張メッセで開催されたFoodex Japan 2019内のINTREPORCのブースで3月6日(水)に行われた当コンクールには、日本全国から6名の選手が出場。1回2時間で、各1本の生ハムを3部位に分けてカットし、さらにデザインも採点される一皿を作ります。一皿の重さが同じになるように切る技術も採点されます。
今年の優勝者は大阪のスペイン料理レストラン「エル・ポニエンテ」の田口令さんでした。
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