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グランデス・パゴス・デ・エスパーニャ

グランデス・パゴス・デ・エスパーニャ GRANDES PAGOS DE ESPAÑA 

スペイン・ワインの世界では、最近パゴという言葉をよく聞きます。原産地呼称統制法でもビノ・デ・パゴ(単一ぶどう畑限定高級ワイン)というカテゴリーが出来ています。

パゴは辞書では地所とか農園と訳されています。ワインの場合、パゴが意味するものは、独自のテロワール、つまり土壌、下層土壌、気候といったぶどう栽培環境の特性を持った一区画の畑です。各々のパゴの特性を表現したワインを造っているボデガが集まって、一緒にプロモーション活動をするために結成したグループが、「グランデス・パゴス・デ・エスパーニャ」です。

2000年、スペイン中央部に広がるカスティーリャ地方の北部を占めるカスティーリャ・イ・レオン州と、南部を占めるカスティーリャ・ラ・マンチャにあるテロワールを大事にするボデガが集まって、グランデス・パゴス・で・カスティーリャGrandes Pagos de Castillaを設立しました。その後スペイン各地から賛同者が参入し、2003年に現在のグランデス・パゴス・デ・エスパーニャに発展しました。

20162月と3月、アカデミー・デュ・ヴァンの青山校で4回にわたって行う「スペイン・ワイン講座」では、講師の明比淑子が試飲のサンプルとしてグランデス・パゴス・デ・エスパーニャのワイン、20本を使用しました。スペイン各地に点在する29のボデガの中から日本に輸入元があるものから選ばれています。次のリストをご覧ください。

                  *写真、リストはクリックすると拡大画像が開きます。

 

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テロワールの表現を大切にしている醸造家が増えているスペインでは、個性を持ったクオリティーの高いワインがどんどん造られています。ぜひお試しください。

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