今年もスペイングルメフェアが開催されました。リオハやリベラ・デル・ドゥエロ、ナバラなど有名どころの他に、エンポルダ、マンチュエラ、リベラ・デル・フーカル、メントリダ、アリベス、リベイロ、リベイラ・サクラなど、まだあまり日本に入ってきていない地域のワインもありました。

各地の固有品種にこだわったワインに、興味深いものがあります。

　アラゴン地方の固有品種を生かそうとするEvohe BodegasのMazuela　(カリニェーナの別名で、マスエロともいいますが、カリニェーナはDOカリニェーナでしか使ってはいけないことになるとのことで、このボデガはマスエラを使うそうです。)は、古木のマスエラ100%のワイン。

　リオハのBodegas ValdemarのTempranillo Blanco と Maturanaの単一品種のワインは、まだ希少で、貴重です。

　マンチュエラのBodega Pardo Tolosaは自社畑の地元の固有品種だけを使って、その良さを引き出そうとしています。白はマカベオ、ロゼはボバル、赤はテンプラニーリョとボバルです。

　白ワインの方が知られているリベイロですが、メンシアの濃厚なワインもありました。

最後に、ミーハーですが、サッカーファンなら見逃せない、レアル・マドリッドの選手、セルヒオ・ラモスを使ったバナーを立てていたVin Doré 24Kは、オーナーがセルヒオ・ラモスの友達だとか。金粉を入れたスパークリングと微発泡のワインでした。