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オチョアOCHOA


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「オチョアはバスク語でオオカミの意味です」と輸出部長のパブロ・アギーレさん。ナバラのボデガ、オチョアのロゴに二匹のオオカミが描かれているのは、そのためです。

オチョアは1845年にオリーテという村で創業したボデガで、現在は6代目が継いでいます。

ナバラは大西洋と、地中海に流れ込むエブロ川と、ピレネー山脈の影響を受ける地域で、オチョアの143haの畑は、ぶどう栽培にはとても向いた環境にあります。けれどもさらにワインの品質を上げるために、畑で、様々な実験・研究を行っています。

現在ワインをつくっているのはハビエル・オチョアJavier Ochoaさんと、その娘のアドリアナAdrianaさん。父親は古くからナバラの地にあるテンプラニーリョを生かしたワインを、娘は海外での体験を生かした新しいスタイルのワインを、それぞれつくっています。

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この日試飲したのは、父、ハビエルさんがつくった、ビウラ中心の白、テンプラニーリョトガルナチャの赤、テンプラニーリョ100%のクリアンサ、テンプラニーリョにカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを加えたレセルバ、同じ配合のグラン・レセルバは、フルーツ味豊かで、たっぷり豊かな印象でした。アドリアナさんがつくったミル・グラシアスMil Graciasというグラシアノ100%のワインは、品種の違いもあるものの、酸味が効いたシャッキリしたタイプ。彼女のワインは8Aシリーズという。8はスペイン語でオチョ、Aはア。合わせてオチョア。これは彼女のお祖父さんがサインに使っていたものだそうです。

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極め付きは遅摘みモスカテル・デ・グラノ・メヌドでつくった甘口ワイン。モスカテルの甘口はアレハンドリアでつくることが多いですが、オチョアのはグラノ・メヌド、小粒のマスカットです。華やかなアレハンドリアのワインとは違った、上品な香りと酸味が、凝縮された果実味と相まって、さわやかさのある、きれいな甘口ワインでした。

 

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