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エンポルダをご存知ですか?(3) ¿Conoce Empordà? (3)

<エンポルダ訪問3日目前半>

最終日はまずラボスRabósの「セリェ・ダン・ギリャCellers d’en Guilla」へ。モダンなボデガの入り口を入ると正面、突き抜けた先にダマフアナが!出てみると野原状態の庭にダマフアナがズラッと並んでいました。

「セリェ・ダン・ギリャ」はブドウ栽培農家出身で、2006年までペネデスでワイン造りをしていたマルティ・バリェMartí Vallèsさんがマルク・マリョルMarc Mallolさんたちと共に、エンポルダで始めたプロジェクトです。ガリゲリャとモリェットにある樹齢35~70年の畑は総面積15ha。栽培している品種はガルナチャ・ロジャ、ガルナチャ・ブランカ、ガルナチャ・ネグラ、マカベオ、マスカットそしてカリニェーナ。見に行った畑は平坦な地形で、丁度カリニェーナ・ネグラの葉が真っ赤になっている、美しい時期でした。カリニェーナとガルナチャ・ロジャとマカベオが各1/4ずつで、あとはガルナチャ・ブランカが少しで、残りがガルナチャ・ネグラです。「マカベオが多すぎたので、ガルナチャ・ロジャに替えているところです」とマルクさん。

 試飲したワインは、「マジェンMagenc 2017」はガルナチャ・ブランカ60%、マカベオ35%、モスカテル5%の柔らかい風味で飲みやすい白。次は「ブルエルBruel 2015」はラベルに畑の緯度・経度が記してある力作。カリニェナ・ティンタ80%、ガルナチャ・ティンタ20%。株作りの古い樹を使い、300ℓのフレンチオーク樽で1年熟成。しっかりした果実感とスパイシーのある豊かなボリューム感のあるバランスの取れた赤です。そして「ソル・イ・セレナSol i serena」。これがボデガの入り口の奥の原っぱに並んでいたワインです。ガルナチャ・ロジャを皮付きのまま自然発酵させ、15%までアルコールを添加して発酵を止め、ダマフアナに入れ、屋外で熟成させます。気温が夏は47℃まで上がり、冬は-4℃まで下がる、冷たい北風のトラムンタナは一年中吹くという厳しい条件です。最初はロゼ色をしているワインが徐々に金色に変わっていくそうです。このワインにヴィンテージがないのは、熟成期間3年、4年、5年のものをブレンドしているから。ゴールデンカラーで、香りがリキュールっぽいですが、とてもデリケートで上品な甘さのある、快いワインです。

最後にはショップで見つけたワインも試飲。「エディスEdith」というガルナチャ・ロジャを樽熟したもので、白ですが、ロジャという品種から来る淡い赤みがさしています。「ビニャ・デル・メジャVinya del Metge」というガルナチャ・ロジャで造る淡いサーモンピンクのロゼは6日間マセレーションしたもの。色は淡いですが、すごくしっかりした辛口ワインです。 エンポルダのガルナチャ・ロジャの面白さを感じさせてくれるボデガです。

トラムンタナもなく、暑いほどの日差しのもと、周囲の景色が一望できる「セリェ・ダン・ギリャ」屋上に、ご近所のボデガが集まって試飲会をしました。

「セレ・マルティ・ファブラCeller Martí Fabra」は12世紀から代々ワインを造っていた伝統を持つボデガです。その「マシア・カレラ・ブランMasia Carreras Blanc」はガルナチャ・ブランカ、ガルナチャ・ロジャ、ピカポル、カリニェーナ・ロジャ、カリニェーナ・ブランカと、エンポルダの主要品種をかき集めて造ったかのようなワインですが、実際には、わざと合わせたのではなく、全て一つの畑に植わっているのです。1年間樽熟していますが、樽は10年使うとのことで、単純計算で、新樽率10%。口当たりの優しい、しっかりボディの辛口です。「セレクシオ・ビニャス・ベリャスSelecció Vinyes Velles 2016」は50~80年のガルナチャ・ネグラ50%、70年のカリニャナ35%にカベルネ・ソーヴィニョン、テンプラニーリョも加えたもので、5年使った樽で熟成。「マシア・カレラ・ネグラMasia Carreras Negre 2016」は樹齢80年のカリニェーナ・ネグラ100%。花崗岩土壌の畑と粘板岩土壌の畑の2つ異なった土壌の収穫で造っています。樹が古いと根が深いため、年ごとの気候の変化の影響を受けにくいとのこと。石や鉄のようなミネラル感、繊細なタンニン、フルーティさ、クール、繊細、ビロードのような滑らかな口当たり、バランスの取れた、とても美味しいワインでした。

「テラ・レモタTerra Remota」は1999年に土地を入手し、2003年、2004年からブドウを植え始めました。土壌は花崗岩質。オーナー夫妻がフランス出身であり、新しいプロジェクトということで、地元品種だけでなく、シャルドネやシュナン・ブランもあり、他にテンプラニーリョやチャレロなどもオーガニックで植えているそうです。 試飲したワインは「カミニートCaminito」ガルナチャ・ネグラのロゼ。フローラルでフレッシュな辛口です。「カミノCamino」はガルナチャ・ティンタ40%、シラー40%、カベルネ・ソーヴィニョン20%。熟した赤いベリーの風味が口に広がるワインです。「クロ・アドリアン Clos Adrien 2014」はシラー90%、ガルナチャ・ネグラ10%。もっともよい実だけを使った最高級品。2年間500ℓと300ℓの樽で熟成。深い香り、タンニンこまやかでまろやかでエレガント。まさにジビエ向きです。

「セリャ・カステリョ・マフィーCeller Castelló Murphy」は1300年代から続く一家で、以前はブドウを協同組合に売っていましたが、築300年の家の下にボデガを作って、2011年から独自のワインを造り始めました。14haある畑はオーガニック栽培で、80年のカリニェーナとガルナチャ・ネグラ、25年のカベルネ・ソーヴィニョンとメルローがあります。「セラビZelavie」はカリニェーナ50%、カベルネ・ソーヴィニョン25%、メルロー25%で、自然の酵母で発酵させています。柔らかさのあるバランスの良いワインです。「アルカAluca 2016」はカベルネ・ソーヴィニョンとメルローに少し80年もののカリニェーナを加えたもの。

 お昼は、DOエンポルダの中では一番北に位置するカンタリョップCantallops村の「カン・シケCan Xiquet」というレストランへ。コルク樫の林の間を走る山道を登った先には、あたり一帯が見渡せるテラスがありました。エンポルダは、ビーチリゾートであるコスタ・ブラバにやってくる大量の観光客に、内陸にあるボデガにまで足を運んでもらうため、ワインツーリズムに力を入れています。

そのため昼食には、ジローナ県のコスタ・ブラバ観光推進Patronat de Turisme Costa Brava Gironaを担当するマルタ・カサスMarta Casasと、カタルーニャ・コルク研究所Institut Català del Suro&コルク・センター・ラボラトリーCork Center Laboratory の広報担当、カロラ P バドゥア Carola P. Baduaさんも参加。

試飲するワインはいずれもこのレストランがあるカンタリョプ村にある「ビミャス・デ・アスプレVinyes dels Aspres」と「マシア・セラ Masia Serra」という2つのボデガのものです。

「ビニャス・デ・アスプレ」からはダビド・モラス・アルベルティDavid Molas Albertíさん。このボデガは17世紀からあり、当時からワインを造っていたという「カン・バトレ」という土地にあります。90年代末、ボデガを改築し、本格的にワイン生産を始め、自社ブランドを立ち上げたのは16年前。可愛いトカゲのマークが目印です。「ブラン・デ・アスプレBalnc dels Aspres 2017」はガルナチャ・ブランカ100%で、フレンチオーク樽で発酵。「ネグレ・デ・アスプレNegra dels Aspres 2014」ガルナチャ・ネグラとカリニェーナ主体の飲みやすい赤。「サロウS’Alou 2014」は土地の名前。ガルナチャ・ティンタとカリニェーナにシラーを加味した、熟したフルーツ感がいっぱい。酸味もしっかりしているので肉料理にぴったり。「バック・デ・レス・ジネステレスBac de les Ginesteres」は単一畑のガルナチャ・ロジャ100%。収穫したブドウを乾燥させた後、搾汁し、何か月もかけて自然に発酵させます。発酵が停止したところでダマフアナに入れ、屋外で50か月熟成したものです。残糖150g/ℓですが、それほど甘さを感じさせません。

「マシア・セラ」は1996年、醸造学科を終えたジャウメ・セラJaume Serraと経済学科を出たシルビア・ビラSílvia Vilà夫妻が、祖父が1961年に植えたガルナチャを使ってワインを造ったのが始まりでした。現在所有地にある13haの畑にはガルナチャのブランカ、ネグラ、ロジャ他が植わっています。「ストニアCtònia 2017」はガルナチャ・ブランカ100%。「アロアAroa」は2006年から複数品種のブレンド・タイプで造っていましたが、2015年からガルナチャ・ネグラ100%にしました。凝縮感の強いワインです。「イノIno」はガルナチャ・ロジャ100%の甘口。発酵をアルコール添加で止め、樽熟し、94年から2013年のワインをソレラ方式でブレンドし、1860年に造られたワインとブレンドしたものです。終わり方がドライ。

<エンポルダ訪問3日目後半>

 午後はカンパニCampany村に戻って「ビニャス・ドリバルドVinyas d’Olivardots」へ。最初目についたのはボデガの建物のすぐ前の畑です。他では使っていないリラという方式を取り入れていました。普通は枝を、両手を広げたように左右に伸ばして平たく一列に並んでいますが、リラは枝を左右だけでなく、前後にも広げます。こうすることによって葉に当たる太陽光線量が増え、風通しもさらに良くなります。これを案内してくださったのはカルロタ・ペナCarlota Penaさん。このボデガのオーナー・ファミリーの一員で醸造家でもあります。このボデガのプロジェクトは、カルロタさんの母親、カルメ・カサクベルタCarme Casacubertaさんのワインを造りたいという熱意から2002年に始まりました。カルメさんはまずは基礎を学びに4年間専門学校に通い、ブドウ栽培と醸造を勉強。卒業の翌年、娘のカルロタさんも同じ学校に入学し、4年間勉強。2016年からは親子でブドウを栽培し、ワインを造っているのです。オリバルドの特徴的な土壌は、グレサGresaという風化した花崗岩が砂と混じったもの。ワインにエレガントさと複雑実のある香りを与えてくれるとのこと。他には粘板岩、砂、沖積土の畑があります。最初はガルナチャ・ネグラとカベルネ・ソーヴィニョンを植え、後に50~100年のカリニェーナの畑を入手。さらに80~110年のガルナチャ・ブランカ、ガルナチャ・ロジャ、カリニェーナ・ブランカといったエンポルダの地場品種の畑を買い足していき、現在は7haになりました。

 ワインは、まず「フィンカ・オリバルド・グロス・ダンフォラFinca Olivardots Groc d’Àmfora 2017」。石ころと砂と花崗岩の土壌の、樹齢80年の畑のガルナチャ・ブランカ、ガルナチャ・ロジャにマカベオで造り、アンフォラで4か月熟成。土地っぽさとミネラル感がある線の細い、柔らかな白。「グレサ・エクスプレシオGresa Expressió 2010」は1909年にグレサ土壌に植えられたカリニェーナにガルナチャ、シラー、カベルネ・ソーヴィニョンを加え、フレンチオーク樽で18か月熟成後、6年瓶熟。カリニェーナの古木は「サビオ=賢者です」とカルロタさん。ドライイチジクやグレサを思わせるような土っぽさのある、ソフトでバランスの取れた赤。「V d’O」は土壌別単一品種シリーズ。「2.11」は2011年ヴィンテージのカリニェーナ。畑は1936年に植えられたもので、砂質土壌です。「グレサ」を熟成した樽で16か月熟成。熟れたオレンジや赤いベリーの香りがあり、力強さと繊細さを備えたワインです。

「オリバルド」での試飲会にワインを持って来てくださったボデガは「セリェ・アルチェ・パジェCeller Arché Pagès」、「グルポ・オリベダGrupo Oliveda」、「ペレ・グアルディオラPere Guardiola」の3社です。

「セリェ・アルチェ・パジェ」は5世代にわたってブドウを栽培してきたアルチェ・パジェ家のボデガ。20haの畑で地場品種を中心に栽培し、協同組合に売っていましたが、協同組合がなくなったため、2004年から自分たちのワインを造って販売を始めました。生産するワインは白が40%、ロゼが5%、赤が55%です。土壌は花崗岩。「ボフィルBobfill 2016」は25年のガルナチャ・ネグラ55%と40年以上のカリニェーナ45%。500ℓのフレンチオーク樽で13か月熟成。雑木林の下の草原を思わせるような香りで、スパイシーでフレッシュ。「ウル・デ・セルプUll de Serp=蛇の目」は単一品種シリーズのブランド名です。その一つ「フィンカ・ラ・クメリャFinca la Cumella」は花崗岩土壌の畑のガルナチャ・ネグラ100%を樽発酵したもの。キャンディーっぽい香りやスパイシーがある可愛い感じのワインです。「フィンカ・ラ・クロサFinca la Closa 2013」は花崗岩土壌の畑のカリニェーナ100%。可愛いフルーツのイメージです。

「グルポ・オリベダ」は現在3代目がワイン造りに携わっているファミリー企業。ボデガの創設は1948年です。3か所に地所を持ち、主に伝統的品種を栽培。カバも生産しています。

試飲したのは、フレンチオーク樽発酵の「ジョアナ・リガウ・ロス・シャルドネJoana Rigau Ros Cahrdonnay 2017」。ボリューム感のある辛口のしっかりしたワインです。「ウリョネスUllones 2017」は大きな目の女の子の絵のラベルが印象的な、ガルナチャ・ネグラのロゼで、最初はキャンディーのような甘さを感じますがフィニッシュはビター。面白いワインです。

「フロ・デル・モネスティールFurot del Monestir 2014」は山の中の一番古いサブロ土壌の畑のカリニェーナを9か月間アメリカン・オークの古樽で熟成したもの。木の香りやスパイシーさ、ミネラル感があり、フルーツ味が奥に潜んでいるクリーンなワインです。

「ペレ・グアルディオラ」は1871年からワインを造っていた記録のあるボデガです。1980年代末から本格的に生産販売を始めました。現在は4代目です。「アンヘル・ダンポルアAnhel d’Empordà」は単一品種シリーズです。「アネル・ダンポルダ・ブランAnhel d’Empordà Blanc 2017」はガルナチャ・ブランカ100%で、柑橘系の爽やかな香りとしっかりした酸のあるナチュラルな感時の白。「アネル・ダンポルダ・サムソ・バリカAnhel d’Empordà Samso Barrica 2015」は3haの樹齢28年のカリニェーナ100%。2~3年使った樽で15か月熟成。墨のような香りのあり、タンニンやフルーツが繊細でフレッシュ。「トーレ・デ・カンパニ・ラ・ガルナチャ・ベリェ・ソレレスTorre de Campany La Garnatxa Velles Soleres」は古木のガルナチャ・ネグラの甘口をソレラ・システムで12~13年熟成したもの。残糖150g/ℓ。乾燥した薬草や紅葉のような香りです。

その晩は、フィゲラスの町の入り口にあるレストラン「モテル・エンポルダMotel Empordà」で夕食。バシュ・エンポルダのボデガ「クロ・ダゴンClos d’Agon」、「セリェ・マス・パティラス Celler Mas Patiràs」、「マス・オリェルMas Oller」のワインを試飲しました。

「クロ・ダゴンClos d’Agon」は1987年、フランス人の夫妻が12haのブドウ畑と350年前に建てられた邸宅を持つマス・ジルMas Gilという土地を買い、フランスのブドウ品種を植えたことに始まります。1998年にはリベラ・デル・ドゥエロのピングスのワインメーカー、ピーター・シセックPeter Sisseckとコンサルタント契約し、2002年から2006年にかけて新しいボデガを建設しました。

ボトルはピースマークの手の絵が直接プリントされた迫力あるデザインです。「アミク・ブランコAmic Blanco 2017」はガルナチャ・ブランカとマカベオのブレンドで、塩っぽさが感じられます。醸造家のパコ・バルセラPaco Balseraさんによると、バシュ・エンポルダはアルト・エンポルダに比べるとトラムンタナの影響が少なく、地中海の湿った風も吹くため、ワインの特性も変わってくるとのこと。「アミク・ロサドAmic Rosado 2017」はガルナチャ・ネグラにカベルネ・フラン、メルロー、シラーを加味したもので、フレッシュな辛口です。「アミク・ティントAmic Tinto 2014」はガルナチャ・ネグラにシラー、カベルネ・ソーヴィニョン、メルローを加えたもの。

「セリェ・マス・パティラス」は「この名前はMasía de Sufrirつまり苦悩する農家という意味です。山に囲まれていて、普通の農作物を栽培するには水が不足だからです」とボデガのカルロス・シュリゲラCarlos Xurigueraさん。8haのブドウ畑にはガルナチャのネグラ、ロジャ、ブランカそしてペルダ、他にシラーとカリニャナを栽培しています。

ボトルのデザインは斬新。ガルナチャ・ブランカとガルナチャ・ロジャで造る白の「カラリュナCaralluna」はハーブを持つ男性の姿、ガルナチャ・ネグラの「ラ・ゴジャLa Goja」と、シラー100%の「マス・パティラスMas Patiràs」は頭いっぱいに花をつけた女性の絵。いずれも自然発酵させたもので、白ワインと赤のシラー100%は濃い。ガルナチャの赤は繊細さがあって飲みやすいワインでした。

「マス・オリェル」は17世紀から続く大農地にあります。1970年代からはペネデスの著名なボデガ「カン・ラフォルス・デル・カウスCan Ràfols dels Caus」のオーナー、エステバ家が所有しています。1950年代にはブドウ畑やオリーブ畑が抜かれて穀物が栽培されていましたが、それを復活し、ワイン生産を始めました。白の「マルMar」はピカポル85%、マルバシア15%の白です。「マルバシアは、風の弱いバイシュにしかありません」とボデガのソムリエ、アストリッド・カリトAstrid Caritgさん。「プルPur 2017」はシラー50%、ガルナチャ・ネグラ30%、 カベルネ・ソーヴィニョン20%でフレンチオーク樽熟成3か月。色の濃い割にはすっきりしたワインです。「プルスPlus 2015」はシラー70%、ガルナチャ30%でフレンチオーク樽熟成1年半。繊細さとエレガントさを備えた赤です。

この日の、そしてエンポルダの旅の最後は、「ラ・ビニェータ」のジョセップの「パサテムプスPassatempus」カリニェーナ、ガルナチャ、シラー他の赤ワインで、4か月間、海底25mに沈めてあったものです。ジョセップさんは「この期間で5年分ぐらい熟成しました」と。スムーズな口当たりのスーッと入っていくワインでした。

エンポルダの3日間で試飲させていただいたワインは、いずれも造り手の心意気が感じられる、洗練された品質の高いワインでした。エンポルダならではのガルナチャのブランカ、ロジャ、ネグラとカリニェーナのブランカとネグラは大きな魅力です。そして、どのボデガも嬉々として出してきたダマフアナのワインも!

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