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ヴィーニョ・ヴェルデ対日プロモーション

ヴィーニョ・ヴェルデワイン生産者委員会Comissão de Viticultura da Região dos Vinhos Verdes (CVRVV)は2022年11月14日、15日に東京でプロモーション活動を行いました。

14日は東京ミッドタウンの新和食「Hal Yamashita東京」でマリアージュのプレス・ランチを開催。来日したマーケティング担当のバルバラ・ロゼイラBarbara Roseiraさんのご挨拶の後、ヴィーニョ・ヴェルデワイン・アンバサダー、吉田雄太さんの解説で、6種のワインを旬の食材メニューに合わせました。

Vialatina :白ブドウ品種、アリント、アザル、アルヴァリーニョ、ロウレイロ、トラジャドゥラのブレンドで造る、シャルマ方式のスパークリングワイン。

Quinta d‘Amares : ロウレイロ100%

Pouco Comum  : アルヴァリーニョ100%

Andorinha Reserva  : アルヴァリーニョ100%

Dom Diego :ヴィニャオン100%の赤

Tapada Dos Monges  : エスパデイロ100%のロゼ

ヴィーニョ・ヴェルデはポルトガルの中でも一番北の端にあり、国境線でもあるミーニョ川を挟んでスペインのガリシア地方に接する、緑あふれる地域です。そんな緑(ヴェルデ)と若々しさ(ヴェルデ)に通じる、フレッシュで爽やかで軽やかなワインの産地として知られてきました。けれども、今、このイメージから脱して、複雑味のある、洗練されたワイン造りを目指しています。伝統的なヴィーニョ・ヴェルデは複数品種のブレンドでしたが、この日のサンプルは、最初のスパークリング以外は全て単一品種でした。それぞれの品種の個性もあり、季節の食材や、その調理法に合わせてワインの選択が楽しめそうです。

 

15日はホテル・ニューオータニで「ヴィーニョ・ヴェルデワイン テイスティング・セミナーTasting Seminar」と「ヴィーニョ・ヴェルデ グランドテイスティング Grand Tasting」が開催されました。

「テイスティング・セミナー」ではアンバサダーの吉田雄太さんによるヴィーニョ・ヴェルデのサブリージョンや品種の説明と、9種のワインの試飲がありました。8種は白(うち1つは瓶内二次発酵製法のスパークリング)で、最後の1本がエスパデイロのロゼでした。

「グランドテイスティング」には17社が出展し、輸入元のないメーカー11社では来日した生産者のお話が聞けました。同じ品種でも各サブゾーンの特徴や、生産者の個性もあり、まだ知られていないヴィーニョ・ヴェルデの世界が広がりました。

ヴィーニョ・ヴェルデはフレッシュで軽いワインというイメージを払拭するのは大変かもしれませんが、興味深いワインが生まれている地域であることは確かです。

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