6月4日、チーズの輸入販売会社「フェルミエ」の本間るみ子さんと、そのお客様たちの総勢10名のグループで、「スペインのチーズとワインの旅・第6回」に出発しました。今回はスペイン北東部へ向かいます。まずマドリッドに到着し、サモラ、レオン、セブレイロを経由して、サイティアゴ・デ・コンポステラが終着点です。
マドリッドでは市内で最も古いといわれる1725年創業のレストラン「エル・ボティンEl Botín」で子豚の丸焼きを食べました。ワインはハウス・ワインで、リオハの「ビニャ・サルセダ Viña Saldesa Crianza 2007」でした。
サモラはケソ・サモラのという羊のチーズの産地です。「ビセンテ・パストールVicente Pastor」社を尋ねました。
ここはトロのワインの産地の近くなので、トロの町でお昼を食べることにしました。「ラ・フラグアMesón La Fragva」という、オシャレな雰囲気のレストランです。オーナーのミゲル・アロンソさんは別棟に16世紀に作られた地下のワイン蔵に案内してくださって、テーブルの準備ができるまで、そこでアペリティフをいただきました。
レストランの料理は、しっかり地元のものが洗練された味付けとモダンなプレゼンテーションで出されます。
ワインはもちろん彼のボデガの製品「テラ・ドゥロ Terra d’Uro」。http://www.terraduro.com/index.php?option=com_content&view=article&id=6&Itemid=12
使用品種はティンタ・デ・トロ100%です。トロらしく力強さがありながら、洗練されたつくりは現代的で、料理との相性は抜群でした。
トロのしめくくりはこの地域の最高級ワインのメーカとして知られるボデガ「ヌマンティアNumanthia」の訪問でした。この日は樽熟中のワインを試飲させていただきました。未完成品とはいえ、素性の良さは明らかでした。
続く。