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エスパイ・プリオラトESPAI PRIORAT – 5

ショールーム

 514日の午後はショールーム。エスパイ・プリオラトに参加したボデガのワインが全部飲めます! 

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お昼をエスカラデイ村のタウンホールで食べた後、スカラ・デイの修道院まで歩いて行ってみました。可憐な花があちこちに咲いているし、緑がいっぱいだし、山間の空気も格別です。スカラ・デイの修道院は、かつて何度か見たときに比べると、素晴らしく修復されていました。そのサロンで36のボデガがブースを構えているというゴージャスさ。

その中からいくつかをご紹介します。

Casa Gran del Siurana カサ・グラン・デル・シウラナ lsiurana.com/”

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DOエンポルダのボデガ「カスティーリョ・ペレラダCastillo
Perelada
」が2000年に、2つの2か所に地所を入手して始めたボデガ。ボデガはシウラナ川沿いの平たんな土地で、かつてはスカラ・デイ修道院の本部だったところ。もう1か所はリコレーリャ土壌の段々畑。ブランドは「クルオールCruor」「グラン・クルオールGran Cruor」「GR-174」。

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Ferrer Bobet フェレール・ボベ

2002年にセルジ・フェレールとラウル・ボベが設立。20042007年にかけて作った新しい畑もありますが、古い畑を持っていて、セレクシオン・エスペシアル・ビニャス・ビエハスSelección Especial Vinyas Velles 2010100%カリニェーナの古木で造ったもの。ミネラル感も含め、すべてまろやかにまとまった、エレガントですごくおいしいワインでした。

 

Mas Martinet Viticultor マス・マルティネ・ビティクルトール

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1981年にジョセップ・ルイス・ペレスJosep Lluís
Pérez
とそのペレス・オベヘロ家が始めたボデガで、レネ・バルビエらとともに現代プリオラトの原動力になったボデガです。現在は娘のサラSaraが中心になってワインつくりをしています。クロス・マルティネ、マルティネ・ブル、エルス・エスクルソンス、カミ・ペセロレス、この4つのブランドがそれぞれの畑の個性を表現しています。

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Celler Mas Doix セリェール・マス・ドイス

1850年からワインつくりをしているドイス家はフィロキセラにも負けず、ガルナチャやカリニェーナを植え直したため、今では100年以上になった古木の畑を維持しています。ドイスDoix 2009は、そのガルナチャ45%、カリニェーナ55%で造ったワインで、さすがに濃く、力強く、そしてバランスの取れたワインです。

 

Clos Mogador クロス・モガドール

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プリオラトの再生のきっかけになったボデガです。1978年、レネ・バルビエはグラタリョップスに畑を買い、妻のイサベルと息子たちを連れてワインつくりを目指してやってきました。21世紀の今、ボデガを率いるのは息子のレネJRです。ガルナチャ・ブランカとマカベオの白ワイン、ネリンやカリニェーナとガルナチャのマニェーテは若い感覚です。大御所のクロス・マルティネClos martinetはさすがに洗練されていておいしい。

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Clos i Terrasses クロス・イ・テラセス

レネ・バルビエ、アルバロ・パラシオスらと並んで、プリオラトの高品質ワインをつくりだした先駆者の一人、ダフネ・グロリアンのボデガ。看板ブランドはクロス・エラスムスだが、今回は若い樹を使ったラウレルLaurelなどを出展。ぶどう栽培はビオディナミ。

 

Terroir al Limit テロワール・アル・リミット

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南アフリカ、ドイツ、カタルーニャの出身の3人が作ったボデガ。畑は斜面にある50100年もの。赤ワインにはガルナチャとカリニェーナだけしか使いません。カリニェーナ100%のDits del Terraはアロマティックで、エレガントで華やかなワインでした。

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Costers del Priorat コステルス・デル・プリオラト

2002年に創設されたボデガで、リコレーリャの畑を15ha所有。食事のときいただいたPissarresはガルナチャとカリニェーナの古木、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーのブレンドで香りの高いミネラル感のあるワインでしたが、Clos Cypresはカリニェーナ100%でクールな辛口でした。。

 

Combier- Fischer-
Gerin
 コンビエ・フィッシャー・ジェラン

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2002年、フランスのローヌ地方のワインメーカー3人がトロハ村で開いたボデガ。この日はL’Infernal の La Colecciónを持って登場。畑の条件の違いによってこんなに味が違うのだ、というわかりやすい例をみせてくれました。

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Clos Figueras クロス・フィゲラス

ボルドーでネゴシアンとして活躍していたクリストファー・カナンが1997年、グラタリョップス村に土地を買い、放置されていた畑を復活させ、現在は12haになりました。ワインはクリストファーと娘のアンヌ・ジョセフィーヌがクローズ・エルミタージュの醸造家のアドバイスを受けてつくっています。Clos Figueres 2007 6080年のガルナチャとカリニェーナを使った香り豊かなワインでした。

 

Trossos del Priorat トロソス・デル・プリオラト

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ファースト・ヴィンテージが2006年というボデガ。21haある自社畑は有機栽培です。Pam de Nas はガルナチャとカリニェーナのブレンドですが、ガルナチャの出来がよい年にしか造らないそうで2011年はありません。2009年は1500本でした。

 

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