ウティエル・レケーナのボバル Bobal de Utiel-Requena
8月11日、バレンシア州の内陸のワイン産地DOPウティエル・レケーナノボデガ「ベラ・デ・エステナスVera de Estenasのオーナー醸造家フェリックス・マルティネスFelix Martñinez Rodaから「もう収穫間近です」というメールが届きました。
この地域の主要黒ブドウ品種ボバルBobalの実が少しずつ色づき始めてきています。
ヘレスのパロミノ Palomino de Jerez
同じ日、へレスの新聞「Diario de Jerezディアリオ・デ・ヘレス」のインターネット版で「ドス・メルセデス畑の収穫でウィリアムズ&ハンバート社の今年度がスタート」という記事が送られてきました。
このところ年々早まってきている収穫ですが、今年は他社に先駆けてウィリアムズ&ハンバーと社が8月11日に開始しました。
同社は自社畑250ヘクタールのほか契約農家の400ヘクタール以上を収穫するため、12~13日かかるとのことです。この畑は夜間の機械収穫です。
今のところ収穫量は昨年より多くなりそうとのこと。けれども今週末に熱波が襲ってくることがと予想され、その影響が心配されますが、そのあとに大西洋から涼しく湿った風Ponienteポニエンテが吹けば回復できるとみられています。
プリオラト Priorat
その翌日、カタルーニャの山奥のDOPプリオラトの「マス・ドイシュMas Doix」からは「収穫に向かってカウントダウン」というニュースレターが届いています。
この夏、前半はマイルドで、気温はここ何年かの平均より少し低めでした。今のところ熱波に見舞われることもなく、何日かは夜、涼しい(12~13℃)こともありました。
収穫は例年通り、もしくはそれより少し遅くなるかもしれません。いずれにしろここ1~2週間のうちには始まるだろうとのことです。
コロナウイルスのパンデミックとは関係なく、今年もブドウ畑は元気に息づいています。