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Antonio Barbadilloの新しいプロジェクト


IMG_0005.JPGBarbadillo
バルバディーリョといえばマンサニーリャの最大のボデガ(ワインメーカー)です。そのファミリーの一員、アントニオ・バルバディーリョさんが会社から独立して、自分のブランドを立ち上げました。その名もSACRIST aB。サクリスティアとは、教会で使う盃など祭事に必要な大事な道具をしまっておく部屋のこと。シェリーの世界ではオーナー・ファミリーとっておきのワインが眠っている部屋のことです。aB はもちろんアントニオ・バルバディーリョの頭文字。

アントニオさんが始めたのは、そんなとっておきのワインの樽の数々をテイスティングして、自分好みの品質の高い樽を選別し、そのワインを出荷することです。

最初の製品はPrimera Saca 2010 つまり最初の出荷と名付けられたマンサニーリャです。樽の中に入っていたままのワインを、フィルターをかけず、瓶詰めしたのです。したがって、澱が出ます。それも含め、熟成していたワインが持っていた要素がすべてボトルに閉じ込められているのです。年4回、各季節ごとに出荷するそうです。


IMG_0006.JPGマンサニーリャはサンルーカル・デ・バラメダの浜辺で飲むと一段と風味が勝ります。特に、
SACRISTÍA aBはマンサニーリャといっても、熟成が長く、味にとても深みがあります。普通マンサニーリャは7~9℃に冷やして飲むようにと言われますが、これは、あまりキンキンにい冷やすより、多少温度が高めで飲んだ方が俄然うま味が感じられました。

日本にも入ってくるといいですね。

 

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